猫は大切な家族。元気に育てる為の豆知識からキャットフードなどの健康に関する事まで幅広く情報を提供!大好きな猫ちゃんとの生活をサポートします。

猫が下痢になってしまった時の原因の見極め方

猫がお腹を下すというのは比較的多いと思います。

下痢をしやすい体質の場合もありますし、ご飯が合わないなど原因はさまざまです。

治療が必要な症状だったとしても下痢をしやすい猫だと、気付くのが遅れて悪化してしまう可能性もあります。

ここでは猫が下痢をしてしまう考えられる原因を6つ書いていきます。

病院で診察を受けるべきかの判断に役立てていただければと思います。

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猫が下痢をしてしまう主な原因

下痢を引き起こす原因はさまざまです。

特に心配する必要がない事もありますし、すぐに病院で診察を受けるべき原因もあります。

どんな原因があるかを把握しておくと早期対処がしやすく悪化を未然に防ぐことにも繋がります。

ウイルス感染によるもの

パルボウィルス、コロナウィルス、猫免疫不全ウィルス(猫エイズ)などがあります。

どのウィルスに感染しても命に関わる事が多いため注意が必要です。

特に子猫は体力が低いために命の危険が高まります。

下痢だけでなく嘔吐や血便、発熱もあり元気がなくなっているようなら、ウィルス感染の可能性があります。

現状では特効薬的な薬がありませんから、混合ワクチンの接種により予防するしかありません。

フードを変更したことによるもの

いままでと違うキャットフードに変えた途端に下痢をするようになったら、フードがあっていない可能性があります。

新しいキャットフードに入っている何らかの成分が愛猫に合わないと考えられます。

元のフードに戻せないなら新しいフードの成分を比べて影響している成分の入っていないフードを探してあげます。

ストレスによるもの

人間と同じで猫もストレスを感じる生き物です。

住む環境が変わったり、猫が増えたり、ちょっとしたことでもストレスを感じてしまう猫もいます。

ストレスを感じそうな出来事が最近起こったならそれが原因の可能性があります。

猫は綺麗好きですからトイレが汚れているだけでもストレスになってしまうのも忘れてはなりません。

寄生虫によるもの

完全室内飼いの猫ならあまり心配はいりませんが、室外にも出入りさせていたり捨て猫を保護してきた場合には寄生虫の疑いがあります。

寄生虫は猫の食べたものを消化器で横取りしたり、腸から血液を吸って栄養を補給するため猫自身に栄養が行き渡らなくなります。

そのため下痢はもちろんのこと栄養不足により元気がなくなったり、子猫の場合は十分に成長が出来なくなってしまいます。

異物を飲んでしまったことによるもの

誤飲、誤食をしてしまい腸で詰まってしまうと腸閉塞になります。

異物といっても消化できないものもあれば、消化はできるが猫にとっては害になるものもあります。

異物を飲んでしまって下痢になっているなら消化器系で影響を及ぼしている可能性が高くなります。

服用中の薬によるもの

病気の治療中で抗生剤などの薬を飲ませていると下痢や軟便になる猫がいます。

特に抗生剤は腸に大切な菌まで殺してしまうのでお腹を下しやすくなります。

猫が下痢になったときに注意すべき事

多頭飼いの場合、念のため他の猫とは別にします。

トイレも別にして猫同士の接触は避けるようにします。

猫の唾液からの感染も考えて飼い主さんを通して他の猫へ感染しないように注意します。

ドライフードを普段与えているなら1回の量を減らし、回数を増やして消化器系への負担を軽くしてあげます。

フードもドライフードではなく消化のよい柔らかなフードを与えるようにします。

原因が飼い主さんにも特定できないなら出来るだけ早めに病院で診察します。

重症になると命に関わるので様子はこまめに確認してあげましょう。

まとめ

普段から下痢をしやすい猫の場合気づきにくいかもしれません。いつもとは違う症状が見られるかどうかよく観察してあげてください。

 

トイレの回数はいつもと大体同じか

便の固さはゆるくなっていないか

などは最低限確認しておく必要があります。

人間でもお腹を下す事は、まあまあありますし大抵はすぐに収まってしまいます。

猫の場合は飼い主さんが気づいてあげるしかありませんから、可愛い愛猫のためにも

しっかりチェックしてみましょう。

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