毎日与えているキャットフードの量、食べ過ぎたり少なすぎたりしていませんか?
いつでも食べられるように山盛りにしていたり、欲しがったらその都度与えていたら猫にとっては確かに嬉しいと思います。
適切な食事のコントロールは飼い主さんがしてあげる必要がありますよね。
そこでお飼いの猫の年齢や健康状態に合わせたご飯の量と1日に最適な回数をご紹介します。
これから猫を飼い始める方には特にですが、既に飼っている方にも新たな発見があるかもしれませんので今後の栄養管理の為にも覚えておいて損はないと思います。
1日に猫が食べる食事回数の目安
ご飯の回数を決めて規則正しく生活させるのは、健康維持にもとても大切です。
バランスよく栄養が補給できないと体がエネルギーを保存しようとするために猫によっては肥満を誘発してしまう原因になってしまいます。
一人暮らしで家に誰も居ない時間がある飼い主さんにとっては決まった時間に食べてくれるように習慣付けられるととても助かるのではないでしょうか。
留守の時間帯にどうしても食べさせる必要がある時には、自動給餌器を利用する選択肢もあります。
1日のご飯回数には飼われている猫の健康や体質でも変わってきますが、一般的に以下の回数が参考になります。
食事回数 | ||
---|---|---|
子猫 | 生後6ヵ月まで | 4~5 |
生後12ヵ月まで | 2 | |
成猫 | 2~3 | |
高齢の猫 | 4~5 | |
肥満傾向の猫 | 3~4 |
生後6ヶ月までの食事回数
産まれて間もない子猫は消化器官も未発達なため、一度に沢山食べさせて吐いてしまったり下痢をしてはよくありません。
ですが成猫になるための栄養は沢山取らなくてはなりませんから1回の食事量を抑えて回数でカバーします。
生後12ヶ月までの食事回数
成猫に近づくにつれて成長期としての必要な摂取カロリーも減ってきます。
消化器官も発達してくるため食事回数を減らしつつ成猫での食事回数へ近づけていきます。
成猫の食事回数
何かしらの疾患に掛かったりしなければ、一般的に一日2回~3回が食事回数となります。
猫の体質によって若干の回数は変わってはきます。
多めに食べても肥満にならない猫もいれば、そもそもあまり食べない猫もいます。
1日に必要なカロリーが摂ることが肝心ですから、1日3回としての食事で残してしまうなら回数を増やすなどして調整をしてあげる必要があります。
高齢猫の食事回数
代謝が落ちてきて一回の食事量も減ってくるので、回数で補ってあげます。
肥満傾向の猫の食事回数
もともと太りやすい体質というのも考えられますが、成猫での食事回数では体質的にバランスが悪い可能性もあります。
ですので、食事回数を成猫の2~3回より若干多い3~4回とすることでカロリー摂取のバランスを調節してあげます。
どうしても食欲が満たせない場合は低カロリーのフードに切り替えて腹持ち対策する必要があるかもしれません。
計算したカロリー値がすべてじゃない、愛猫に合わせて調節は必要
1日に食べさせる量を回数で割って食べさせるわけですが、すべての猫に当てはまるかは疑問が残ります。
というのも、たくさん動き回って運動している猫はあまり動かない猫よりカロリーは消費していますから規定回数では足りない可能性があります。
定期的に猫の体重を測ってあげて食事回数が足りているかは確認したほうがいいですね。
また、小食の猫ですと1回の食事を残してしまうこともあるでしょうからその場合も食事回数で調整してあげるのが良いでしょう。
長時間残ったままというのもフードが酸化してしまうので毎回食べきれる量で調整してあげるといいですね。
愛猫の食べ具合にあったフード選びも必要
ご飯の量は1日当たりのカロリー摂取量で決まるので、猫によっては食べきれない、又は足りないという事もあると思います。
体重に影響しない程度ならあまり気にしなくても良いですが、良く食べる猫だと空腹の時間が多くなってストレスにもなるかもしれません。
慣らしていくのが一番ですがそうもいかない場合はキャットフード自体の見直しを考えてみてはいかがでしょうか。
グラム当たりのカロリー値が低いフードなら、1日に食べさせる量自体が増えますから良く食べる猫にはストレス軽減になりますね。
また、食べきれない猫ならその逆にすれば良いことになります。
まとめ
いかがでしたか、一日に与えるご飯の回数は愛猫ごとに変わってくるのでお伝えした回数を必ず守る必要はありません。
お飼いの猫に合わせて調整してあげるのが一番なのです。
沢山食べてくれれば飼い主としても嬉しいところですが、愛猫の健康を考えるならその子に合った適切な量を与える事が健康で長生きさせてあげることに繋がるはずです。